「冬至芽」(2018.3.25)

これが冬至芽と言うんだよ」
何も知らない私に教える、園芸の教師。

ドーム菊が咲き終わって、最後に珍しい色に変化して・・おわりを告げた。
菊の花は終わっても、宿根花なので、地中で生きている。
そしてその花が、また来年のために次の芽を出そうと努力する。
終わった菊の根元
次の花芽がちょろっと出ている。
「持って帰って、庭に植えてみたら?

小学校花壇で、咲いたドーム菊の芽を貰って帰った。
なかなか育たないが、まだやっと春彼岸が過ぎたばかりだから、そんなものだろう。
「冬至芽とはどう書くの?めは目?」「木の芽の芽だよ」
冬至芽を育てて、咲かせてみようか?
菊類は、挿し芽でもいいし、株分けでも増やせる。
よくよく見たら沢山の冬至芽が出ている。
「でもなあ、ここにある色は白ばかりだから・・」
そうだね、いろんな色が咲くと、賑やかだろうな!

私の園芸の先生はNさんだ。
「花のこころ」を教えて貰った。
「どこで咲いても、花は綺麗だね!」
そうなんだ。
どこの花壇だろうが、庭先だろうが、花のある暮らしは豊かだ。
最近は、どこを歩いても、まず目につくのは花になった。
家・屋敷の立派さではない。
たった一鉢の寄せ植えが庭先にあるだけで、ほっとする。
ご主人を亡くした人が、庭先の花を毎日手入れしている。
「一本の花でも草でも、それに集中している時は、忘我だね!」
「時間を忘れるわ!」
そんな会話から、他の話も出て来る。
花を通じた「玉手箱」のように。
今年は赤いチューリップばかり咲いている。
Nさんが「赤」ばかり買い占めたらしい。
チューリップの赤は明るくて元気がある。
その赤い球根を貰って、去年は共同花壇で咲かせた。
咲き終わって、私は球根を保存しておいた。

今年は我が家のプランターで咲いている。
どこで咲いても「花は花」
花は人の心を優しくする。
花の心・命を頂戴いたしました。